様々なうねり取り

うねり取りと言っても、うねりの取り方はいろいろですが、典型的な3つのタイプを挙げておきます。

上げを取る

株価が下がっているところで買い集め、その後の上げを取る、うねり取りの基本と言えるタイプです。

株価は上げ下げを繰り返しているわけですから、下がれば、次は上がるので、その上げを取りに行くわけです。株価が下がっているところで、株価の値動きのリズムに合わせ巧みに玉を買い集め、買い玉を大きくしてその後の上げを取るわけです。

下げを取る

株価が上がっているところで売りを重ねて、その後の下げを取るタイプです。上げを取るタイプのちょうど反対のイメージです。

上げも下げも取る

株価が下がっているところで、買い集め、その後の上げを取りつつ、次の下げを取るために、株価が上がったところで、売りを重ねながら、買い玉も少しずつ利食いしていき、下がり始めると、買い玉をすべて決済し、売り玉のみにし、その後の下げを取りながら、下げ止まるあたりで、買い玉を集め、売り玉も少しずつ利食いしていき、上がり始めると、売り玉をすべて決済し、その後の上げを取る、これをひたすら繰り返えします。


ここで挙げた3つのタイプ以外にも、様々なうねり取りの技法があり、次のような売買もそのうちの1つです。

安値で買った現物買いの株を持っている場合、株価が上がったところで空売りを重ね、下がり始めると、下げ止まるのを待って、その空売りの買い戻しによって利益を上げていきます。このとき、安値の買い玉は手放さず、そのまま保持し続けて、再度上げるのを待って、同じことを繰り返します。こうすることにより、株券を手放すことなく、常に配当をもらったり、株主としての権利を持ち続けることができます。

さらには、空売りは怖いというイメージがありますが、このような現物を持っての空売りの場合、つなぎ売りと言って、買い玉の利益確保の売りでもありますので、買い玉の枚数以上に売らなければ、何ら恐怖を感じず、楽に空売りができてしまいます。

また、現物を持っての空売りの場合、その現物の評価額の八掛けを信用取引に使うことができ、空売りは信用取引であるため、その八掛けの範囲内で空売りをすれば、現物の資金で空売りもできてしまうという利点があります。

このように、うねり取りには様々な売買がそこにはあり、ここで挙げた以外のうねり取りを行っている人も多くいると思います。

ところで、株というものは、潜在的に買いから入る人が多く、空売りを日常的にしている人は、買いほどは多くありません。しかしながら、株は買った以上、どこかで利益確定しなければ、手元にキャッシュが入ってこないものですから、買い手の数だけ潜在的に売り需要があるわけです。ただ、株を手放さずに配当をもらい続ける人や、株主としての権利を保持し続ける人などもいますから、買い手のすべてが売り手に回るわけではありません。ただ、そのようなことを考えても、買い手が多いということは、潜在的に売り需要があるということで、相場には常に売り需要があると言えるでしょう。ということは、売りが有利なのかという話になりますが、天井圏では値動きが荒く、慣れないと、なかなか売り玉を大きく膨らませることができないので、最初は買いから入る方がうねり取りをしやすいように思います。安値圏での株価の動きというのは、概して穏やかな感じで、買い集めしやすいです。ただ、値動きの流れをよくみて買い集めをしないと、買ったはいいものの、なかなか上がらないということもありえますので、その読みが要求されます。